愛川第2発電所

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石小屋ダムに併設されている。ページは石小屋ダムとまとめようかと思ったが、愛川第1発電所のページを作ってしまったものだから、別にすることにした。
愛川第1発電所のような定期的な見学会はおこなわれていない。外から見るだけになってしまう。しかし、その役目や機構は面白い。

左岸の建物の地下あたりに発電機が設置されている。縦方向の主軸が発電機をグルグル回している愛川第1発電所と違い、愛川第2発電所の発電機は軸が水平方向だという。そして効率よく発電できるよう、水車の羽根の角度は可変だそうだ。
左下から水が勢いよく流れ出しているが、その手前の地下で管がS字になっていて、そのカーブのところから水平方向に出ている主軸から回転エネルギーを取り出しているそうだ。言葉で説明しても分かりにくいので、宮ヶ瀬ダム水とエネルギー館で展示を見てくるのが手っ取り早い(そう書くことで説明を端折る)。
石小屋ダムから愛川第2発電所を見下ろす

石小屋ダムとの位置関係はこの写真のとおり。石小屋ダムのすぐ下流に発電所が設けられている。
水車中心は愛川第1発電所が標高139.5m、愛川第2発電所は128.5m。その差11mにより「一粒で二度おいしい」発電ができるようだ。
石小屋ダムの堤体のすぐ下流に第2発電所が見える

吸出管からの放流。アップにすると迫力がある。
愛川第2発電所の最大出力は愛川第1発電所の20分の1.出力の違いは発電所の性格の違いによる。
電力需要の多い時間帯に発電する第1発電所に対し、第2発電所は24時間連続で発電をおこなう。
吸出口から盛大に放流

取水口は石小屋ダムの底にある。上の写真のように勢いよく放流はされているが、水を取り入れているこちら側から取水の様子はうかがえない。
ダム上流側