どうして丹沢湖なんていう大それた名前になったんだろう?それがずっと不思議だった。しかし、大野山から三保ダムと丹沢湖を見下ろせば、なるほど妥当なネーミングであることが分かる。
宮ヶ瀬湖からも丹沢最高峰の蛭ヶ岳をはじめ山並みは見えるが、東西に広がりがあるはずの丹沢山系を横から「のぞいている」印象である。
相模湖や津久井湖、道志ダムの奥相模湖からは丹沢の広がりは見渡せるが、北側からの眺めになる。それはそれで味がある。表尾根を始め南側のように開けてはいなくて、静かな山歩きを楽しめる。
「裏丹沢」っていう言い方が妥当かどうか。そんなことはどうでもいい。ひとつ言えるのは、北側からの眺めは順光になる条件が極めて限られてしまう。
丹沢山系と組み合わされる湖としては、やっぱりこの地なのだろう。
Googleフォトが作成してくれたパノラマ。写真を開いてみてください。
西丹沢だけでなく、東のほうまで見える。少し下の駐車場あたりからは大山も視界に入る。休憩所の天井が面白い。江の島も見える。