相模ダム

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アクセス難度
装備:なし
道路:通常
交通機関:あり
行動:0/100

発電所近くからの堤体2017年に70周年を迎えた、ダムらしいダムである。下流側のこのカットは「相模湖ダム祭」に合わせて開催された見学会で撮影したもので、普段はこの地点への立入はできない。通常時に下流側からダムを眺めたければ、放流中のページの写真を撮影した国道20号線からになってしまう。

ダムの天端てんば(ダムの上)も歩ける。すぐ上流に相模湖大橋ができる1971(昭和46)年まで、天端の通路が県道55号相模原与瀬線であり、その後、県道は国道412号線となった。現在は車両の乗り入れはできないが、歩行者はいつでも通行可能。
天端を道路が通っていた
手前に相模湖大橋、そして相模ダム

ダムの前後には県道時代の面影が残る。
時代を感じさせる欄干

中央部分は近年になって改修されている。
中央部分と両端で構造が異なる

天端からダムを見下ろす。放流中の様子はこちらのページで。
天端から

天端からは機器が間近に見られる。日本ギア工業製。更新はされているのだろうが、この会社のバルブアクチュエーターの歴史は相模ダムの歴史とほぼ重なる。
バルブアクチュエーター

相模発電所に給水するゲート。いかにもメカっぽい機構が見えるのがいい。
ゲートのワイヤー

戦前・戦中に設計されたダムには無駄がない。沼本ダムも同様だ。
ゲート設備アップ
螺旋階段

ダム左岸に駐車スペースがあるが、「相模湖ダム祭」の日など催し物があると閉鎖されてしまう。「相模湖ダム祭」の日は与瀬グラウンドに臨時駐車場が設置される。

相模湖ダム祭:ダム見学

2017年は相模ダム建設70周年であった。例年海の日に開催される「相模湖ダム祭」では、ダム見学の催しも用意されていた。2018年もダム見学はおこなわれるようだ。
監査廊も入口のところまで公開されていた。内部は不快害虫の巣窟らしく、公開は見送ったそうだ。
監査廊入口と堤体
監査廊へ下りる階段
説明のパネル

「相模湖ダム祭」に合わせたダム見学イベントでは、巻上機室の扉も開かれていた。グリスが塗布されているので、中に入るとかなり汚れるそうだ。
3号、4号巻上機

巻上機室にはこのような表示盤が設置されている。ゲートを開くときは管理室から操作するが、閉じるときは流木の噛み込みなどが生じないよう、現場で確認しながらの作業になるという。
ゲート開度表示盤