相模国

間伐に、山へ

道も、危なっかしい丹沢の山は町から近い。昔から、人が入って、山を育ててきた。
木材の価格が高かった時代には、山は投資の対象で、深いところまで木が植えられた。それから半世紀、放ったらかしだった森に、ようやく手が入るようになった。
早戸川上流のこのあたりに重機の通れる道はない。モノレールも敷設されていない。若い山仕事の人たちが、自分たちで渓流に橋を架け、昔ながらの籠を背負って、間伐の仕事に携わってくれている。

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