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神奈川県のダムカード集め:電車・バス編

ダムカード集め

神奈川県内のダムカードを公共交通機関で集めるには最低2日間が必要だ。しかも、スケジュールは非常に厳しい。バスの本数が極めて限られる経路があり、交通機関の遅延に遭遇したり道迷いをした場合、3日間かかることになってしまう。
経路は出発地点によるが、この記事では横浜駅を起点として検討している。
なお、夏休みなどには平日でも休日ダイヤで運行されるバス路線が生じるかもしれない。実行する場合には運行事業者に確認していただきたい。また、徒歩区間の所要時間はGoogleマップで計測している。

お断りしておくが、クルマで回る場合と同様、検討しただけで実際に試したわけではない(あまりにもアホらしいから意欲を喪失した)。決してオススメもしないアイデアである。

配布場所と配布時間帯

いつ行くべきか?

難所と留意事項

コース案内などが用意されていない経路もあるので、地図での下調べは不可欠である。現在地を参照できるスマートフォンなどのモバイル端末も用意したいが、道志ダム付近、玄倉第1発電所付近には携帯の電波が届きにくいエリアもある。

道志ダム

路線バス

最寄りのバス停は「奥相模湖」。やまなみ温泉と東野を結ぶ神奈中バス「や01」「や03」系統が通過する。これらのバスは道志ダム天端てんば上の県道76号線を通る路線で、バス停はダムの若干南側にある。本数は目を疑うほど少ないので、神奈中バスのサイトで検索していただきたい。
さらに驚くべきことに、これらの路線は土曜、休日運休である。もっぱら通学用の路線なのであろう。
なお、「やまなみ温泉」までは藤野駅から神奈中バス「野11」「野12」を利用する。

牧野まぎの地区乗合タクシー

土曜、休日にはどうしたらよいのか?路線バスの代替として、相模原市が牧野地区乗合タクシーを運行している。乗合タクシーは当日ぷらっと出掛けていって利用することはできず、事前の利用登録と予約が必要である。乗合タクシーは平日も路線バスの運行がない時間帯に設定されているので(本数はわずかだが)、公共交通機関で道志ダムを訪問するなら必ず手続きをしておく。

路線バス代替ルート

相模原市緑区(かつての津久井町)の「三ヶ木みかげ」から道志みちを通る神奈中バス「三55」「三56」を利用して、「青根公民館前」バス停から道志ダムまで徒歩23分、1.7km。こちらも本数は少ない。
「三ヶ木」までは橋本駅北口から「橋01」「橋11」系統。

本沢ダム

本沢ダム付近にバス路線はなく、歩いて到達しなければならない。
最寄りのバス停は橋本駅北口から神奈中バス「橋16」「橋25」系統の終点「大戸」。これらのバスは横浜線相原駅近くの県道を通る。始発の橋本ではなく、相原駅近くから利用したほうが時間の節約になるケースが多いだろう。
「大戸」バス停から本沢ダムまでは徒歩30分、1.9km、111mの登り。
本沢ダムから城山ダム近くの津久井湖記念館(本沢ダムのダムカードも配布)までは、大戸-橋本駅-城山高校前とバスを利用する経路もあるが、下り坂なので歩いて直行してしまったほうが手っ取り早い。

城山ダム・宮ヶ瀬ダム間

城山ダムと宮ヶ瀬ダムの間は、「三ヶ木」でバスを乗り継ぐ経路が最短距離になる。
ところが、「三ヶ木」から宮ヶ瀬ダム最寄りの「石小屋入口」までの神奈中バス「三51」は、ダムカード集めに都合の良い午後の時間帯に、3時間近く間隔が開いてしまう。
田名バスターミナル経由や本厚木駅経由の迂回ルートもあるにはあるが、これらの路線も頻繁ではなく大回りになる分時間がかかり、ほとんど役に立たない。
なお、宮ヶ瀬ダムの最寄りとして案内されている「愛川大橋」バス停と「石小屋入口」バス停は、国道412号線「半原日向」の交差点を挟んですぐ。

コースの例

交通機関のダイヤは2017年7月現在で検討している。
バスのダイヤは季節変動も大きい。運行事業者のサイトを参照。

1日目(平日の場合)

道志ダム相模ダム本沢ダム城山ダム石小屋ダム宮ヶ瀬ダムのダムカードを入手する。
まずはバス便が限られる道志ダムへ向かう。最寄りのバス停は「奥相模湖」。

藤野駅に引き返し、次は相模ダムに回る。

続いて本沢ダム、城山ダムを踏破。本沢ダム前後の経路にはバスがなく、1時間半程度歩く必要がある。
本沢ダム最寄りの「大戸」へのバス路線は橋本駅北口始発であるが、時間を節約するため相原駅から県道47号線上の「相原」バス停まで歩く経路としている。相原駅からバス停まで6分。

津久井湖記念館で道志ダム、本沢ダム、城山ダムのカードを入手。
津久井湖記念館が休館の火曜日の場合、本沢ダム下の発電総合制御所で本沢ダムのカードを入手しておく。道志ダム、城山ダムのカードは火曜日でも津久井湖記念館に隣接する相模川水系ダム管理事務所で入手できる。

続いて宮ヶ瀬ダム方面に移動する。

三ヶ木から石小屋入口への三51系統は、この後16:05までない。
宮ヶ瀬ダム、石小屋ダムのカードを入手したら、愛川大橋からバスで本厚木駅方面に帰るのが便利であろう。

1日目(土曜休日の場合)

道志ダム相模ダム本沢ダム城山ダム石小屋ダム宮ヶ瀬ダムのダムカードを入手する。
平日の場合と同様、まずはバス便が限られる道志ダムへ向かう。しかし、平日のような藤野駅からやまなみ温泉経由のコースでは、やまなみ温泉からの牧野地区乗合タクシーの始発が遅く、その後の日程全体が遅れてしまう(2日間での全カード収集は難しくなる)。
そこで、橋本駅から三ヶ木・道志道を経由するコースを採用する。
また、道志ダムが車中から見るだけになってしまうと、ダムカードをもらうときに必要な「証拠写真」が用意できない。青根公民館前から道志ダムまで歩き、そこで牧野地区乗合タクシーを待つ経路としている。

道志ダム訪問後はやまなみ温泉・藤野駅経由で相模ダムへ移動。

続いて本沢ダム、城山ダムを踏破。本沢ダム前後の経路にはバスがなく、1時間半程度歩く必要がある。
本沢ダム最寄りの「大戸」へのバス路線は橋本駅北口始発であるが、時間を節約するため相原駅から県道47号線上の「相原」バス停まで歩く経路としている。相原駅からバス停まで6分。

津久井湖記念館で道志ダム、本沢ダム、城山ダムのカードを入手。
続いて宮ヶ瀬ダム方面に移動する。

平日と同様、三ヶ木から石小屋入口への三51系統は、この後16:05までない。
宮ヶ瀬ダム、石小屋ダムのカードを入手したら、愛川大橋からバスで本厚木駅方面に帰るのが便利であろう。

2日目

三保ダム熊木ダム玄倉ダム寒川取水堰のダムカードを入手する。
玄倉ダム・熊木ダムのダムカードは、玄倉バス停から歩いて10分の玄倉第1発電所に行くだけでもらえる。この配布方法についてはさまざまな意見があり、筆者も実際に訪問していないダムのカードをもらっても、なにが楽しいのか分からないと思っている。まあ、このページは「ダムカード集め」の企画であるから、もらえればそれでヨシとして話を進める。

2日目に関しては、最初に丹沢湖方面を回り、16:30までに寒川取水堰のダムカードを配布する水道記念館に到着できるよう時間を逆算していただきたい。水道記念館は最寄りの寒川駅から徒歩17分である。
曜日や季節により丹沢湖方面のバスダイヤは変動するので詳細な時刻はこのページに記載しない。富士急湘南バスのサイトで確認してほしい。1日目ほどタイトな日程にはならないだろう。

水道記念館の休館日に注意

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