トンネルがなければ、山を越えたり、谷側をトラバースしたりで、とんでもなく大変な旅程になってしまう。先人の努力に敬礼!
林道ゲートから2番目に出くわす「新靑崩隧道」は、2011年10月の竣工。新しくてつくりはしっかりしているが、なかなかだ。
もともとはトンネル左側に続く旧道の先で旧靑崩隧道に入る経路だったが、落盤の危険があり旧トンネルの一部を再利用して延長327mの新靑崩隧道ができた。
したがって、トンネル中央部には光が届かず、真っ暗である。懐中電灯を必ず持参すること。トンネル全長327mのうち、まったく光が届かないのは100m前後だ。
もっとも、困ったのは暗闇よりも湿気であった。カーブしたトンネルでは湿気が抜けない。写真を撮ろうにもレンズが曇る。