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津久井分水池

この記事の写真は津久井発電所の見学会で撮影している。通常は立ち入りできない。
緑豊かな環境にある奥左側、薄緑色の装置が設置されているのは津久井発電所2号機に水を供給するゲート。右側はもともと1号機に供給していたが、1号機への水は城山ダム近くの津久井湖から取水するようになり、ここからの給水ではなくなった。

分水池の東側には横浜市や川崎市の施設に送水するトンネル、そして右側の斜面を上るのは谷ケ原浄水場への導水管。

分水池北側には、沼本ダムから続いている津久井導水路のトンネルが口を開けている。昭和18(1943)年に完成し、ここ津久井分水池経由で津久井発電所や谷ケ原浄水場に水を送ってきた。

真ん中の穴はトラブルが生じた際に水が流れ出すオーバーフローだ。

新小倉橋のすぐ上流、相模川左岸に放水口がある。

沼本ダム上流の取水口は堤体左側の緑色のゲートがあるところだ。草木が茂って見通しにくいので、位置関係が分かりやすいよう写真を組み合わせる。ここから津久井分水池までおよそ15分で流下するという。
トンネルの長さは約6.2km(資料により若干差異あり)。


城山ダムのすぐ上流にある取水塔。ここから津久井発電所の1号機に水を送るとともに、津久井分水池へも水を供給する経路がある。最初の分水池全景写真では右側にあるサッカーゴールのような緑色の設備の下に放水口がある。

沼本ダム、城山ダム、津久井発電所、そして谷ケ原浄水場などが、この津久井分水池と関係している。

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