相模国六社めぐり・夏越のころ

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2018年6月29日―間もなく元号も改まるから、あえて西暦で記しておく―「夏越なごし大祓おおはらえ」の前に、「相模国六社めぐり」をしてみた。夏の暑さに備えて、おはらいをしておこうという趣旨だ。なんとなく、御利益がありそうな気もする。
六社はそれほど離れていない。しかも、日が長い季節だ。クルマやバイクがあれば、一日あればお詣りできる。

最初に立ち寄ったのは三宮にあたる比々多神社だ。に迎えられる。
日々多神社の鳥居越しに
比々多神社での茅の輪のくぐり方の説明。こういう説明があると習慣的に撮影しておくのだが、各社で少しずつ違っていたりするから面白い。
「8」の字に抜ける

三宮の次は二宮である川匂かわわ神社だ。鉄塔が目障りだけど、青い空に映える、雰囲気ある神社だ。
青い空に映える
乾いた茅を使っている
茅の輪くぐりの説明はこのようであった。比々多神社とはちょっと違う。
3回目の後に、もう一度茅の輪をくぐる

続いて「六」、相模国の総社、大磯の六所ろくしょ神社へ。夏越の大祓の祭事はないようで、茅の輪も設置されていなかった。5月5日の「国府祭こうのまち」で氏子さんたちが力尽きちゃうからだろうか。しかし、「一」から「五」まで祭られている総社だから、御利益は強烈そうな気がする。
反対側にまっすぐ進むと相模湾だ

「六」の次は、国道1号線をゆるゆる走って「五」の平塚八幡宮に向かった。もうすぐ七夕で、お飾りが絵になるね。
鳥居には七夕飾り
ここも乾いた茅だ
茅の輪のくぐり方の「ディレクション」。
3回目もちゃんとくぐれ、と。

国道1号線から129号線に入り、相模国四宮、前鳥さきとり神社へ。周辺の道路は狭いけれど、案内はしっかり整っている。
鳥居の先に
ここの茅は緑だ。前日、28日に相模川の河川敷で刈り取ってきたという。蚊もいるだろうし、大変だっただろうなあ。
茅の輪と本殿
そして、前鳥神社における茅の輪のくぐり方。カクカクと回れ!というわけではないな。
四角くくぐって抜けたら終了
前鳥神社には心づくしのおもてなしという雰囲気があって、六社の中でいちばん印象に残った。
持ち帰り用の茅も

「四」の前鳥神社から「一」の寒川神社は、相模川を渡ってすぐの位置にある。橋が架かっているポイントは限られるので、道路はやや混雑しているが、20分ぐらいあれば到着。
6月29日の時点では、茅の輪は用意されていなかった。
まだ茅の輪はない
にもかかわらず、こんなポスターが貼られていて、参ったな、と。
水無月大祓か
仕方ないから7月1日にちらっと立ち寄ってみた。茅の輪は大祓当日の30日に設置されたらしい。
茅の輪が見える
生乾き、という様子の茅の輪。
照り返しで茅の輪も乾いてしまったのか?
だんだん飽きてきた?寒川神社における茅の輪のくぐり方。ずいぶん簡略化されているような。
簡単だねえ

さて、いつまで「茅の輪」を設置しているかでございますが、7月3日「ぐらい」までという、いささか曖昧なお話でした。もしかすると、昔は適当に野焼きしていたのが、なにかとウルサイ世の中になり、撤去・処分をする業者さんの都合によって変わってくるのでしょうかねぇ。