神奈川県内最高峰、蛭ヶ岳の山頂からも江の島は見える。
真ん中の高い山が丹沢山、その右のもう少し高いのが不動の峰、その間にちらっと見えている。
画面の外になるが、もう少し右側には塔ノ岳が見える。
ズームで江の島に寄ってみる。12月半ばを過ぎたこの日は、三浦半島や房総半島も望むことができた。
下から、つまり江の島や湘南海岸から望む丹沢の眺めも素晴らしい。しかし、この写真を見ると「下界」の湘南海岸で県内最高峰である蛭ヶ岳を見られる範囲は、ごく限られていることが分かる。
江の島の島内や江の島大橋・江の島弁天橋からはこちら、つまり蛭ヶ岳山頂が見えるが、江の島大橋を渡った片瀬海岸からでは、手前に連なる丹沢山系の山に遮られてしまう。海岸沿いで蛭ヶ岳を拝めるのは、辻堂海浜公園あたりから浜須賀交差点を挟みサザンビーチまでは届かないぐらいの、ごく狭い範囲だ。蛭ヶ岳は丹沢のなかでも奥まったところにあり、いつも手前の山並みに遮られがちなのだ。
ちなみに、大山山頂からも丹沢山あたりに隠されてしまい、蛭ヶ岳を見上げることはできないようだ。
登山口からの距離が長く、標高のわりに登るのが大変な山。