横着園芸

蚊取り線香の小技

ジャンボタイプ蚊取り線香

通常タイプとジャンボタイプの比較

通常タイプとジャンボタイプ。使ってみると見た目以上に大きさが違う。

夏の園芸作業の消耗品として、蚊取り線香には少なからぬ出費を余儀なくされる。経費節減の対策しては割安なジャンボタイプを使用すると効果的だ。どの製品も長時間使用可能なことをうたっており、製品のスペックとしては通常タイプの1.5倍以上の時間使用できる。

しかしながら、ジャンボタイプの蚊取り線香は使い勝手がいまひとつである。

問題点

といった問題が課題として生じる。

まず、直径が大きいため、線香立てにそのまま取り付けると重みで外周部分が垂れ下がってしまう。湿度の高い日には外周部分が地面に接して消火してしまうおそれすらある。

線香立てに装着

極端な場合にはこのように接地してしまう。

したがって、使用に当たっては線香立てではなく線香皿を使用せざるを得なくなる。線香皿に置いて使うとなると、用途は限られてしまう。蚊取り線香を使用するのは夏場であり、日本の大半の地域は高湿度になるからこの問題は無視できない。しかしジャンボ蚊取り線香の製品の多くに、実用上は使用が困難な線香立てが付属しているのは不思議だ。

線香皿を使わざるを得ない

ジャンボタイプの蚊取り線香を使用可能なつり下げケースも販売されている。

つり下げケースの比較

当然ながら、つり下げケースも直径が大きくなる。写真ではわずかな差のように見えるが、使い勝手はかなり違う。ジャンボタイプに対応したつり下げケースは大きすぎ、ブランブランしてとても使いにくく、動作を制約する。ただでさえ暑さでイライラしているところにこれでは、家庭が不和になること必至だ。

持続時間はどの製品も10時間をゆうに上回る。しかし、そんなに長い時間継続して園芸作業はしないだろう。

問題の解決

いささか使い勝手のよろしくないジャンボタイプの蚊取り線香を使いやすくする方法をご紹介しよう。

大は小を兼ねる!
普通サイズのつり下げケースよりも直径が大きい

ケースに入らない!

ジャンボタイプの蚊取り線香は長すぎる。問題はこれに尽きる。しかし、長ければ短くすればいいのだ。

切断推奨ポイントは1巻き目の終端付近

写真のあたりで折ってしまう。

折れば通常タイプと同等の直径になる

こうすれば通常タイプとほぼ同じ直径になるから、つり下げケースも大きすぎない普通サイズのものが使える。

普通サイズのつり下げケースに格納
「片割れ」の活用
外周部分

次は、折ったときに残ってしまう外周部分の活用方法である。ジャンボタイプを折らずにそのまま使うときと同様、この部分は径が大きすぎるので、普通サイズのつり下げケースには収まらない。言うまでもなく、線香皿もジャンボタイプに対応したサイズでないと使えない。

外周部分の活用で日の目を見ることになるのが、一見役にたたない付属品の線香立てだ。しかし、本来線香立てに取り付ける穴の空いた部分はつり下げケース用のほうに使ってしまっているから、普通の使い方では線香立てに立てられない。

そこで、写真のように線香立ての割れ目に挟んで立てることにする。

線香立てに取り付ける

ポイントは縦に取り付けることであろう。水平に取り付けると重心が外側になってしまいバランスが悪く、わずかな風でも倒れてしまう。また、取り付け部分からは線香立ての足の長い方に向かうように取り付けたほうがより安定する。すなわち、写真下よりも、写真上のほうが安定性は優位だ。

線香立ての足の向きに注意

この向きだとやや不安定

なお、「片割れ」の持続時間は思ったよりも長い。たった1周分なので短時間しかもたないだろうと考える方が多いが、外周であるため1周でも想像以上の長さがあり、全体の3分の1程度の持続時間を確保できる。

「片割れ」の設置場所

このように線香立てに立てた「片割れ」は、つり下げケースのように持ち歩くことはできない。そこで玄関先など人が出入りする個所に設置するのがよい。屋内に蚊を連れ込まないためには非常に効果的だ。

ペット用蚊取り線香

ヘット用

ペット用蚊取り線香はおもに外飼いのイヌ用として販売されている商品だ。サイズはジャンボタイプと同様で、普通タイプのものよりも一回り大きく、長時間作用するのがポイントだ。

製造元によるデータは発表されていない模様だが、通常の(ヒト用)蚊取り線香に比べ、屋外での使用に適した製品のようだ。園芸作業での使用も検討の余地があるだろう。ただしにおいが強いので、屋内での使用には難がある。