ワサビ(畑ワサビ)

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ワサビ

日陰に強い!

太陽に当てすぎるとすぐにしおれるひ弱な植物だ。逆に、日当たりが悪く涼しいところだと元気に育つ、厚かましい植物である。採算性も高い。

用途

おろして使うワサビは根の部分だ。根を大きく育てるには流水がないと難しい。土で栽培すると根は大きくならないから、おろして使うことはできない。最近では土で栽培しても根が大きくなるワサビも出回り始めているが、まだ一般的ではなくお値段も高い。さりとて流水なんて用意できる方はわずかだろうから、このページでは手軽に土で栽培し、根の利用はひとまずあきらめる前提で話を進める。

根以外で利用するのは茎と葉である。刻んでわさび漬を作ったり、醤油漬けにする。レシピは検索してくれ。

わさび漬は長辺10cmぐらいのパックでも398円ぐらいは平気でする。ワサビを栽培していれば、酒粕を用意し調味料を加えれば、お安くわさび漬けを作ることができるぞ。

葉や花穂は天ぷらにしてもいける。葉っぱは軽く湯がいて、刺身のつまに添えてもいいぞ。

花穂

最近は袋入りの苗を売っているから、こういうのを使う。葉も出ていないし枯れ木の根のようで、こんなのから育つものかと不安になるが、心配は無用だ。どんどん増えていくぞ。

育て方

5月ごろになると派手にアブラムシに食われだす。地植えにすると丸坊主にされるおそれがある。

プランターで栽培すれば地植えよりもだいぶんマシになるが、まだ不十分だ。地面から離す工夫が必要だ。筆者はブロック塀にかけたハンギングで育苗している。こうすれば被害は大幅に軽減できるだろう。

ハンギングで栽培

いったん植え付けると何年も収穫でき、たいへんお得である。刈り取り後や秋冬の葉が少ない時期なら株分けも簡単にできるから、2株用意すれば翌年には4~6株まで増やせるだろう。

花穂は天ぷらにできるが、花が咲くと葉や茎の風味や辛みが落ちてしまいがちだ。基本的には、花穂は摘んでしまったほうがいい。

収穫

春はアブラムシにやられる前に刈り取ってしまえ。涼しくなって落ち着いてきたら、生育にあわせて随時刈り取る。