簡単便利低コスト!
安価で手間もかからない。かつ、マメ科植物であり、土壌を豊かにする効果も期待できる。
多少踏みつけられてもへっちゃらだから、子どもやペットを遊ばせる庭にも最適だ。
種まき
種
タネは安価だがホームセンターでスタンドに並べられている小袋の種子は割高だ。500gの大袋を購入してしまえ。
タネは早めに使ったほうがいいが、涼しいところに保管しておけば購入した翌年でも十分発芽する。
まき方
基本的には直まきしてしまってかまわない。肥料をやったりする必要はまったくないが、10cmぐらいの深さまでは土を耕しておきたい。
頻繁に踏みつけられるところに植えたい場合、トレーや別の場所で育成してから移植したほうが確実だ。
花を咲かせたければ種まきは年内にすませる。通常、冬を越さないと花は咲かない。花の時季は5~6月。
育て方
もともとは涼しい地方の植物だ。日本で市販されている種子は暑さに強くなるように改良された品種も多いが、それでも8月には枯れてしまうことが多い。しかし、涼しくなると復活する。
復活はするが、ボリュームがやや少なくなってしまうことはある。すき間ができたら追加でまいたり移植したりすればいい。
効果と使い方
効果
茎が地面をはって広がり、根を下ろす(匍匐茎)。2年ぐらいホワイトローバーを茂らせておくと、ミミズも大勢いる良質な土壌になる。
花の季節にミツバチを呼び寄せられるのもメリットだ。ミツバチが来ればほかの植物の生育も良くなるぞ。
使い方
緑肥として利用できる点がポイントだ。
- 茎と葉を刈り取る
- 天日で1日ぐらい干して水分を減らす
- 土と混ぜ合わせる
手順はこんな感じ。晴天の続く時季を選んで作業する。植え付けや種まきに使用できるのは1、2週間後だ。
土と混ぜるときにぬかを少量加えてやると、さらによい土を作れる。
注意点
繁殖力は旺盛だ。いったんまくと完全に除去することは困難である。
害はなく、むしろ有益な植物だが、除去できないことを問題視するのならやめたほうがいいだろう。