馬入川橋梁

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平塚側からの眺め平塚側河川敷から橋梁を見る。上流側から貨物上り線の単線、貨物下り線と旅客上り線の複線、少し間が空いて旅客下り線の単線と、鉄橋が3組架かっている。上流側の貨物上り線の単線、そして貨物下り線と旅客上り線の複線が大正期のもの。

冒頭の写真でも旅客上下線の間には何かが顔を出している。関東大震災で崩壊してしまった明治期の橋脚だ。干潮時にはさらに露出する。痕跡だけではあるが明治の橋脚、大正、昭和の橋梁と、3つの元号に渡る遺産を一度に目にできるのが馬入川橋梁の魅力だ。そして現在、走る列車の大半は平成の製造である。
なお、茅ヶ崎側は私有地で川岸に近づけない。橋脚が並ぶ様子を見られるのは平塚側だ。平塚側河川敷は平塚競輪の駐車場になっており、自由に出入りできる。競輪場からは遠くて広い駐車場なので、開催日でも余裕がある。
干潮時に露出する明治橋脚

橋脚に設置された架線柱も古そうだ。このあたりの東海道本線は大正期にはすでに電化されている。
橋台に設置された架線柱

平塚側の堤防からは明治期の橋台も見える。大山を望むロケーションだ。
平塚側の橋台

茅ヶ崎市文化資料館の入口に、最近の耐震補強工事で発見されたレンガ積みが展示されている。
発見されたレンガ
明治期にはこのような鉄橋であった。
明治橋梁の解説

橋台は茅ヶ崎側のほうが見栄えがする。
茅ヶ崎側橋台