ツマミとは言い難い。しかしながら、これを食べた後にまた飲んでいたりする。なのでツマミ扱いにしてしまえ。
コツは粘り気のあるお値段の高いコメを使わないこと。そしてご飯の水気はよく飛ばしておくこと。推奨銘柄の例は、外食産業で好まれるキヌヒカリである。キヌヒカリはクセがなくて料理の邪魔をしないから、酢飯や丼ものにも向く。
そして、特別にこっそり教えてやることにしよう。最大のコツは「一人前ずつ作る」ことである。家庭用のコンロでは、慣れてきても一度に作れるのは二人前が限界であろう。
店屋の炒飯は注文を受けてから一人前ずつ作ってるね。20世紀終盤、業界がひた隠しにしてきたこの重大機密(?)に気が付いてしまった。これを知ったら、もうバカバカしくて外食で炒飯を注文する気にはならなくなるゾ。
本日この重大機密をバラしてしまったから、俺はもう消されるかもしれない。ごきげんよう!
- 冷やご飯:ラップを外して冷蔵庫に放置しておく。繰り返しになるが、コシヒカリのような粘り気のある銘柄米は向かない。そして最低でも2、3時間は冷蔵庫に放置。
- サラダ油:フライパンに敷いておく
- 豚バラスライス:冷凍なら凍ったまま細かく切って、フライパンのサラダ油に投入
- 玉子:一人前につき1個をボウルに割り入れ軽く溶いておく
- コショウ(用意できればブラックペッパー粗挽)
- 塩:ひとつまみ
- ネギ:みじん切り
- 醤油
- 冷やご飯をよくほぐしておく
- 豚バラスライスを入れたフライパンを弱火にかける
- 豚バラスライスにしっかり火が通ったら、溶き卵を投入。玉子を溶いたボウルは洗わないでそのまま置いておけ。玉子を溶いたボウルは洗わないで置いておけ。玉子を溶いたボウルは洗わないで置いておけ。分かったな!
- 溶き卵に続いて、急ぎ冷やご飯を投入。木べらを使って冷やご飯を溶き卵と絡める。
- コショウ(ブラックペッパー)を振る
- ご飯粒をほぐしながら炒める。コショウが入ると米粒がほぐれやすくなる。プロの職人さんみたいに格好良く作ろうとしないこと。多少時間がかかってもご飯を丁寧にほぐしてメシをパラパラにする。
- 塩を振る
- ネギのみじん切りを投入
- 鍋肌から醤油を回しがけ
- 玉子を溶いたボウルで型抜きして盛り付ける
玉子を溶いたボウルを型抜きに使うと、盛り付け時にツヤ出しができ、ボウルの汚れも取れて洗い物が楽になる。だからしつこくボウルを洗うな!と言ったのである。