早戸大滝:氷瀑

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アクセス難度
装備:トレッキング
道路:狭小区間、未舗装
交通機関:実用困難
行動:100/100(登山道、急峻、徒渉、道標未整備、凍結注意、クマ注意、悪条件、徒歩4時間以上)

凍結した落口
2019年1月、神奈川県では雨らしい雨が降っていない。晴天が続き冷え込みはそれなりで、南関東の冬らしい日々が続いている。となると、滝が凍って氷瀑が見られるかもしれない。
天気が良く冷え込みも強くなりそうな1月30日、昨年春一昨年春にも訪ねている日本の滝百選・早戸大滝を目指した。

森林整備がおこなわれる春から夏にかけてと違い、徒渉ポイントの丸太橋は期待できそうにない。しかし、雨が少なかったから早戸川の水量も少なく、徒渉は可能だろうと見込んで出発した。以前の訪問時と同様、魚止橋からおっかない桟道を通過し、徒渉を繰り返しながら早戸川を遡る経路である。
冒頭の写真は落ち口だ。昨年4月の写真と見比べていただきたい。

続いて、落ち口を滝壺から見上げる。2017年の取材時の記事に、水が流れているときの写真をたくさん載せている。
凍った落ち口を見上げる
経路は2018年春とさほど変わらないので、今回は案内は載せない。丸太橋は流失していたが、誰かが木を渡してくれた地点もあった。

例によって、まずはお断りを。
「弊サイトでは到達するのが極度に難しいところへ行く記事や、やたらカネがかかる場所を訪ねる記事はやらない。」という方針を原則としていますが、この滝に到達するのはかなり困難で、危険な箇所も通過します。

次に、以降の記事を簡略にするための説明。

  • 下流に向かって右側が「右岸」
  • 下流に向かって左側が「左岸」

経路の説明は2017年春の記事2018年春の記事と重複が多いのでこの記事には最小限しか記述しない。それぞれのページも参照していただきたい。
今回のような冬の場合も、雨や雪の直後は危険だ。増水だけでなく、徒渉の際に石が凍っている可能性が高く、滑る。桟道ももちろん危ない。

「かなり危険」な箇所の筆頭、何回渡っても恐ろしい桟道。2018年春に比べ傷みが進んでいる。横木が5本にまで減った。
ここがいちばんの難所だろうな。

森林整備がおこなわれていれば最初の丸太橋が設置される徒渉地点には、誰かが丸太を渡し、通行しやすいよう石が積まれていた。よく頑張って整えてくれている。丸太の凍結部分は極力避けて、トレッキングポールでバランスをとりながら渡る。
石を積んで渡りやすくしている丸太

森林整備がおこなわれていれば最初の丸太橋が設置される地点と、2番目の丸太橋の間は、これまで高巻きの経路を選んでいた。しかし今回は川沿いのへつりの経路を選んだ。水量が少なく、晴天が続いていたので苔でツルっと滑る心配も無いからだ。もっとも、凍結で滑る可能性はあるのだが。
死にはしないがケガはする

2番目の徒渉地点に丸太は渡されていない。もちろん橋も無い。だが、石がいい具合に並んでいて、徒渉は比較的容易だった。しかし、川の水量が増えていたり、石の表面が凍結していたら、この地点で詰む可能性がある。
条件がよければ渡りやすい

この日は水量が少なく、3番目の徒渉地点は難なくクリアできた。誰かが用意してくれた丸太も役に立った。
水量少なくて助かる

雷平で右岸から左岸に渡る地点。橋は残っていたが、凍結しているので注意が必要だ。
凍ったところを踏むとスケートになるよ

雷平から上流は経路を選びながら遡行していく。面白い形の氷があちこちにできている。
象の鼻みたい
日が当たるところ、当たらないところ。
日当たりの具合で違いが大きい
岩壁はつららだらけだ。
したたる水は氷柱に

そしていよいよ、見えてきた。春に比べると木々の葉が落ちている分、見つけやすい。左岸から右岸に渡る。
凍った早戸大滝が見えてきた

いつものように、木の根をつかんでよじ登る。
木の根をつかんで

津久井町の看板を見て。
相模原市に合併する前の

いよいよ到着だ。滝壺より先に落ち口まで登る。
人が来た

落ち口から下り、滝壺へ。滝壺への経路は相変わらず危なっかしいが、誰かが少しだけ道をならしてくれたようだ。
写真は滝壺から、見返した経路。
中央上から、右下手前に

滝壺から、見上げる。
滝壺は凍っていない
中段は氷柱
ときどき氷の塊が落下してくる

最後にいつもの決まり文句を。事故が起きるとイロイロうるさいことをいう無粋な連中が出てきますから、いらっしゃる方は気をつけてお願いします。