湖尻水門

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早川への流路芦ノ湖の湖水は本来、早川に注いでいたのだが、源流となる湖尻には水門が設置されている。そして通常は、ここを水が流れることはない。
芦ノ湖の水利権は静岡県側にあり、神奈川県側では勝手に使うことはできないのである。深良水門から裾野市側への送水が優先で、湖尻水門から放流されるのは台風などで水位が増したときに限られる。したがって、早川の源流となるべき湖尻水門は、普段写真のような状態だ。
湖側には、もちろん水がたっぷり蓄えられている。
湖水をせき止めている

芦ノ湖から、手前の湖尻水門へ。
湖水が狭められた先に水門が設置されている

対岸からの眺め。
水門は早川の源流となる地点にある

芦ノ湖の管理は神奈川県で、県西土木事務所の管轄だ。しかし、事情が複雑なせいか、行政機関のサイトや広報物でも、湖尻水門について多くを語ろうとはしていないようだ。有名観光地の中にあるにもかかわらず、情報は極端に少ない。
「熱く」語っているのは箱根カントリー倶楽部のサイトぐらいなものだ。

湖尻新橋から芦ノ湖西岸歩道に入ってすぐのところにある。水門に近づく道に一般車両は進入できないので、湖尻の駐車場から歩く。