- アクセス難度
- 装備:なし
- 道路:通常
- 交通機関:あり
- 行動:0/100
谷が狭まった地点を選んで建設されたのがよく分かる。相模ダム天端から、相模発電所を見渡している。
相模湖ダム祭:発電所見学
2017年は相模ダム建設70周年であった。例年海の日に開催される「相模湖ダム祭」に合わせ、発電所見学もでき、普段は入れないポイントから撮影できた。2018年も発電所見学ができるようだ。
下流の相模発電所から、相模ダムを見上げる。インクラインの縦曲線はプラレールも真っ青になるほど急だ。
続いて下から。左側のトンネルは、相模ダムから取水しているトンネルの点検通路だそうだ。
くどくど説明してきたが、感心したのはこれだ。インクラインの橋脚はアーチになっている。
耐震性に問題があったそうで、径間のうち一つは、アーチではない無粋な意匠のものに掛け替えられている。
びっくりしたのは、発電所建屋の内部だ。相模ダム・相模発電所は同時期の竣工である。インクラインの橋脚から発電所建屋の内部まで、アーチ型の意匠なのだ。アーチ型のモチーフを連続させる意匠なのであろう。
保存されている銘板も面白い。どうやら、津久井発電所でもそうだったが、1号機よりも前に2号機が設置されるらしい。そして、相模発電所の銘板で面白いのは「皇紀2607年」と記載された1号機の発電機だ。皇紀2607年=昭和22年なので、戦後である。