神奈川県内で自然の「湖」は芦ノ湖と、ここ震生湖の2つだ。関東大震災で生じた土砂崩れで市木沢がせき止められて誕生した。自然の湖ではあるが、大又沢ダムによって人工的にできた貯水池(「湖」とは呼ばれていないが)よりも新しいことになる。
小さな堰止め湖の宿命で、澄んだ湖水というわけにはいかない。もともと沢だったから周囲は急峻で、湖面に映り込む景色はきれいだ。
土砂崩れを起こし市木沢をせき止めたのは、湖の東側だ。この写真の右側、いまは太陽光発電の施設がある。ご覧のように湖岸にも駐車スペースがあるが、釣り客で満車になっていることが多いようだ。丘の上にも駐車スペースがあり、そちらの方が広い。