- アクセス難度
- 装備:トレッキング
- 道路:狭小区間、未舗装(登山口による)
- 交通機関:あり
- 行動:50/100(登山道、急峻、ヤマビル注意、徒歩4時間以上)
手軽にブナ林を歩ける。かつてに比べると林が傷んでしまったとはいわれているが、楽しむには十分だ。昔どうだったのかを知らなければ。知っているということが、いつも幸せだとは限らないのだ。
クルマなら、表丹沢県民の森から二俣、後沢乗越、鍋割山と経由して山稜を歩くのが手っ取り早い。表丹沢県民の森の駐車スペースは限られているから、できるだけ早く到着したい。
鉄道やバスなら、渋沢駅からバスで大倉まで行き、塔ノ岳方面に大倉尾根をせっせと登る。「金冷シ」という地点で大半の登山者は右折して塔ノ岳に向かうが、鍋割山稜は左折だ。このコースの登りは長いが、危険なところはない。あるいは、大倉から西山林道を二俣まで歩き、後沢乗越経由で鍋割山に向かう。
金冷シから鍋割山までの間は、小さな登り下りを繰り返しながらの尾根道が続く。こんなになだらかなところは少ないが、階段や木道もあって歩きやすい尾根だ。
ブナ林を楽しむには山稜の途中、大丸、小丸のあたりが向いていると思う。
谷を挟んで北側には、やはりブナ林の多い蛭ヶ岳方面を見渡せる地点もある。
鍋割山山頂の鍋割山荘では、鍋焼きうどん1000円也も楽しめる。山にしては具材も多くて、とても良心的なお値段だ。しかも、人力で荷上げしているんだから頭が下がる。