三井用水取入所跡:水中の遺構

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三井用水取入所跡を水位が低下した日に再訪する計画をした。まずは予習だ。以前訪問した青山沈殿池に併設された青山水源事務所には、かつての三井用水取入所の模型やパネルが展示されている。そこで撮影しておいた写真である。経路等については通常時の記事を参照していただきたい。
取入所を再現した模型
構内配置と建設時の写真

津久井湖の貯水率55%の日。
目印となる樹木と建造物の基礎
続いて、三井用水取入所跡のページに掲載したほぼ同じ地点の写真。こちらはほぼ洪水期満水量(夏の満水)の日であった。背後に見える沼本ダムにも注目。
施設の基礎だろうか

この建造物の基礎らしき遺構の後方に、冒頭に写真で紹介した模型の取入所の機械室・ボイラー室があった模様だ。それらは通常、地位中に没しているが、貯水率55%のこの日は湖面の上に顔を出していた。
機械室・ボイラー室遺構

円形の抽水井の遺構も残っていることが確認できた。
円形の連歌造遺構
抽水井、機械室、ボイラー室跡

取入所側から沈澄池側に続く石垣。青山水源事務所に展示されている創設当時の写真からは、この湖側にも遺構が沈んでいることが想像される。
創設時のものと思われる石垣