三保ダム放流中

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三保ダム放流中

2017年10月23日、台風21号が通過した直後に、ようやく三保ダムのゲート放流を拝むことができた。大きな被害をおよぼした台風にもかかわらず、ワクワクしながらゲート放流を待つという、なんとも不謹慎な趣味だと思う。
ゲート放流は前日から続いていたが、直撃中は道路が通行止めになるおそれもある。当日は未明に台風が通過し、まだいくらか小雨が続くなかを三保ダムに「急行」した。昼までは4つのゲートから盛大に放流を続けていた。台風一過で青空が広がる、絶好の「ゲート放流撮影日和」であった。

神奈川県内のダムのなかで、三保ダムはゲート放流の機会が少ないようだ。しかし、ダムの目の前に松ケ山橋が架かっており、チャンスに恵まれれば真正面からゲート放流を見ることができる。ただし、橋を渡ることができるのはダム広場が開いている日中に限られる。(それ以外の時間帯でも、丹沢湖記念館に隣接する駐車場は閉鎖されずておらず使えるようだ)

周辺の山は少しずつ色づき始めている。
台風一過の青空

色づく景色の中で

ダム広場から下流側への道路を進み、松ケ山橋と放流中の三保ダムを見渡す。
特徴的なPC斜張橋

天端から放流の様子を眺める。金網で厳重に囲われており、なかなかうまく撮影できない。松ケ山橋も特徴ある塔をすっきり収められない。
金網越しになってしまう

昼過ぎから4門開いていたゲートを、1門を残して閉じる作業が始まった。ゲートを開くときは管理室から遠隔操作できるそうだが、閉じるときは漂流物を挟み込んでいないか確認が必要になるので、職員が立ち会う。相模ダムで伺った話だが、ここでも理由は同じだろう。
無線で連絡を取り合いながらの作業
ダムの大きさが分かる

台風21号の1週間後、台風22号が接近した。今年はもう期待できないと思っていたゲート放流が再びおこなわれた。台風21号のときとは開けているゲートが異なる。三保ダムの場合、向かって右側4門はラジアルゲート、いちばん左はローラーゲートといわれるゲートなのだが、今回は左側のローラーゲートが開いている。開閉するゲートを分散させる運用をしているのかもしれない。
ローラーゲートが開いている
丹沢湖には流木が大量に流れてきている。この写真は大野山から撮影した。