上流側
青山沈殿池の北側に、この煉瓦のトンネルはある。1914年(大正3年)以来100年以上にわたり、横浜市に水を送り続けている現役施設である。
例によって、現地の看板の写真をもって説明を端折る。
青山沈殿池が創設された当初は、道志川、相模川沿いに管路が敷設されていたというが、水害で被害が発生することが多々あり、このトンネルが計画された。太いほうの管が創設当初からのもの。細いほうは後年増設されたものだ。
道路からは奥まった位置にあり、知らないと通り過ぎてしまうかもしれない。
上流側はこの位置にある。
下流側
延長4kmあまりのこのトンネルは、津久井湖岸に出口を開いている。国道413号線から見下ろせる横浜市水道局の施設の裏側だ。
つくりは青山沈殿池近くの入口と同様だ。
下流側、出口の場所はこの地点。国道413号線沿い、矢口釣具店の前から湖岸に下りてゆく。