- アクセス難度
- 装備:トレッキング
- 道路:山岳路
- 交通機関:なし
- 行動:50/100(登山道、急峻、道標未整備、徒歩4時間以上)
2017年、『神奈川水めぐり』というこのサイトに強引に掲載する屁理屈を編み出したのが「須走まぼろしの滝」である。
2018年のシーズンは土砂災害により「ふじあざみライン」の開通が遅れたことに加え、4月、5月に高温の日が多かったこと、富士山の積雪が少なかったことなど、条件には恵まれないようだ。
昨年(2017年)と同じネタを展開するわけにもいかないので、2018年5月18日、より高い地点まで足を運ぶ計画を実行した。行き先は標高2430mの地点である。
当日の経路は以下のとおり。経路のマーカーをポイントすると説明(というほどでもない)が表示される。
(2018年5月25日はツアー・オブ・ジャパン開催による交通規制あり。アクセス可能な時間帯が限られます。)
この記事の以降の説明における「滝見ポイント」は、地図上のマーカーをポイントすると表示される。
「滝見ポイント5」以外の経路は2017年の訪問時とほぼ同様である。2017年の写真はおもに5月22日に撮影している。2018年は5月18日の撮影だが、2017年に比べ季節の進みが早いようだ。
まずは地図上の「滝見ポイント2」から。9:29の写真である。まだ水は流れていない。この地点の標高は2150m前後である。
この滝の記事はとてもまとめにくい。朝のうちは水量が少なく滝は見られず、日が高くなるにつれて水量が増え、滝が出現するからだ。下から上へと探索しているが、まとめるために「上から下へ」の順番に撮影したものを混在させる。
次は、13:33の「滝見ポイント2」の様子。午後になると水が増えるが、昨年に比べると少々寂しい水の量だ。
いくらか落差があって滝らしい絵になる「滝見ポイント3」の10:00過ぎの模様。滝が「開店」した。
「滝見ポイント4」の近くから、今回の目当てである「滝見ポイント5」を見通す。目指すはあそこだ。
分からない?あそこだよ。
まだ分からなければ…。
標高2250mの「滝見ポイント4」の付近から標高2430mの「滝見ポイント5」は、すぐ近くに見える。しかし、砂走のような砂礫の経路を通らざるを得ないので、登りは滑って難儀する。
今回の目当てである「滝見ポイント5」の12:14。冒頭の写真もほぼ同じ時間帯の撮影である。
なお、須走五合目の駐車場から、標高2430mの「滝見ポイント5」まで往復6時間弱を要した。この時間には、富士山にかかる雲が動くのを待つ時間や、昼食も含んでいる。
「滝が見ごろを迎える時間帯は午後から」という紹介がしばしばされているようだが、上部の滝まで到達したいならば、9:00前には須走五合目の駐車場から歩き始める必要がある。