城山ダム放流中

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城山ダム放流中全景

神奈川県企業庁のサイトで洪水吐ゲートから放流中の情報を得た。この雨だとしばらく放流は続きそうだが、モタモタしているわけにはいかない。かなり強い雨の中、城山ダムに向かう。
ゲート6門のうち2門から放流中である。この時点で洪水吐ゲートからの放流量は、およそ毎秒64立方メートル。
堤体から水が流れ落ちる様子を見る。2門放流でも迫力はなかなかである。

城山ダム放流中

堤体の横には展望台があり、動画や写真はそこから撮影した。展望台のすぐ向いの国道413号線沿いには駐車スペースもある。長時間の駐車は遠慮するよう掲示があるが、無料である。
城山ダムは正面から見渡せるスポットがないのが残念だ。さらに夏場は木々の葉が多くて見通しがきかない。もしかすると対岸の山を登るといい「お立ち台」があるのかもしれないが、9月の今はヤマビルやマムシが怖い。
放流中の堤体

Googleマップではダム直下に近づけそうな道路が描かれているが、途中に立入禁止のゲートがある。防犯カメラも設置されているようなので、こっそり入り込むというわけにもいかない。
管理通路は厳重に封鎖されている

同じ日のダム堤体、津久井湖の様子。漂流物が非常に多い。大雨では仕方がない。
大雨の津久井湖

この放流中の記事を作成してからほぼ1年後、2017年10月下旬に2週続けて台風が通過した。城山ダムも長時間にわたりゲート放流がおこなわれた。ゲート放流を見られるチャンスの少ない三保ダムを優先したため、城山ダムには2門放流のタイミングしか訪問できなかった。写真は毎秒79立方メートルの時点ではあるものの、迫力は十分。
色づく木々と城山ダム
水流

その後も放流の様子は狙い続けているが、晴天で水量が多いタイミングにはなかなか恵まれないでいる。
水の色がいまひとつだが、2018年に撮影した6門放流中の模様も掲載しておく。このとき洪水吐ゲート放流量は毎秒およそ620立方メートルであった。6門すべてをスッキリ見渡せるポイントには立ち入りできないのが残念だが、以前に比べると展望台からダムを見渡しやすいよう、いくらか草木が刈られている。
中央の2門は左右両側の4門と比べ、若干位置が低いことが分かる。左右の4門をクレストゲートというのに対し、中央の2門はオリフィスゲートと呼ばれる(ダム便覧)。

城山ダムゲート放流:6門放流中

台風の影響で水は濁っている
激流である
台風一過の青空の下

放流中のゲート。城山ダムの天端を通過する国道413号線城山大橋のゲート側には歩道がない。大型車も頻繁に通過するので注意。
放流中のゲート
バスもダンプも頻繁に通る

2019年10月13日、台風19号通過後のゲート放流の模様。


全門開放
水しぶきあがる
漂流物の量も膨大だ。
漂流物で埋め尽くされた湖面
今回は報道で取り上げられることも多くて、ちょっとした「観光地」になっていた。普段からみんな来ていれば、もう少し予算もつくと思うのだが。
混雑するダムサイト

晴天時の様子は城山ダムのページで。