貯水量最低記録の宮ヶ瀬湖

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道路や橋が丸見え2017年の神奈川県は雨が少ない。7月26日には神奈川県企業庁が記者発表をおこなった。相模川上流の雨量は1965(昭和40)年の観測開始以来、最少レベルだそうだ。企業庁のサイトでは県内の貯水状況が毎日発表されている。
写真を撮影した7月28日の宮ヶ瀬湖貯水率は56%であった。水位が下がり、湖底に沈んでいたものが顔を出している。最初の写真は土山峠近くの七曲橋から見下ろしている。

土山峠付近で路肩に駐車できるスペースは限られるが、大棚沢広場駐車場から歩いての探索が可能だ。

橋梁、標識、ガードレール。国土地理院のサイトで過去の空中写真を見ると、最初の写真にも写っているあの橋は、どうやら宮ヶ瀬ダム工事用に架けられ短い期間で「用済み」になり、湖底に沈んだものらしい。もとの県道は橋の手前で急カーブして、こちら岸側に続いていた。1987年ごろに自転車で県道を通っているはずだが、記憶は曖昧だ。
橋梁跡
四角い標識
丸いのも
ガードレールの支柱

鳥居原園地から虹の大橋を見る。
虹の大橋橋台
2016年6月2日。この状態がおおよそ洪水期満水量(夏の満水)になる。
通常の夏の水位と橋台

鳥居原園地からの宮ヶ瀬湖。痛々しい眺めである。
湖岸の斜面が丸見え
2016年も雨が少なかったが、それでも2017年よりはマシ。2016年7月30日の様子。
これも水位低めだが2017年よりはマシ

鳥居原園地から今の湖底に下っていた道路や擁壁工も露出している。
県道64号線旧道

宮ヶ瀬湖の西側、早戸川が流れ込むあたりでは、水位が低いときにだけ見られる八丁の滝も顔を出している。